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V2Rayクライアントの比較と選び方

デスクトップにはv2rayN、Androidにはv2rayNGがおすすめです。V2Flyの設定をすでに使っている場合は、v2flyNGも検討できます。まずOSとコアを確認し、サブスクリプション管理、ルール編集、通信の取り込み方法を比べましょう。

対応環境・コア・機能の比較

3製品はいずれも、設定管理や接続操作を行うためのGUIクライアントですが、対応プラットフォームやコアの機能は異なります。クライアントはサブスクリプションの保存、設定の選択、実行パラメーターの生成を担い、コアはプロトコル処理、ルール判定、通信の転送を担います。リンクをインポートできても、そこに含まれるすべてのトランスポートやセキュリティ設定を、使用中のコアが実行できるとは限りません。

画面が狭い場合、表は横にスクロールできます。以下は各製品の位置づけを示すもので、過去のすべてのバージョンで同じメニューや機能が利用できることを保証するものではありません。実際の操作方法は、インストールしたバージョンでご確認ください。

v2rayN・v2rayNG・v2flyNGの比較項目
比較項目 v2rayN v2rayNG v2flyNG
対応プラットフォーム Windows、macOS、Linuxのデスクトップ環境。 Android。 Android。
コアの位置づけ 主にXrayを使用します。ほかのコアやV2Flyへの対応は、配布パッケージと設定形式によって異なります。 主にXrayを使用します。対応するプロトコルやトランスポートは、使用するコアに準じます。 V2Flyコアを前提としており、対応する設定構文や機能が必要な場合に適しています。
更新状況 継続的にメンテナンスされています。クロスプラットフォーム版と従来のWPF版は、それぞれのリリースノートをご確認ください。 継続的にメンテナンスされています。クライアントとコアの更新情報は個別に確認してください。 V2Flyエコシステムの選択肢のひとつです。メンテナンス状況は最新のリリース情報をご確認ください。
使いやすさ 基本的なインポートは簡単です。システムプロキシ、TUN、複雑なルーティングの設定には、追加の知識が必要です。 サブスクリプションをインポートして設定を選び、Android VPNサービスを許可すれば接続できます。基本的な手順はシンプルです。 V2Flyの設定をすでに使っている場合は導入しやすいですが、サブスクリプションの各項目が互換性を持つか確認が必要です。
サブスクリプションのグループ管理 複数のサブスクリプションを管理し、それぞれを更新・絞り込みして設定を選べます。 サブスクリプションの管理とグループ別の絞り込みに対応し、スマートフォンで設定を切り替える際に便利です。 サブスクリプションのインポートと管理に対応します。グループ管理の操作方法は、使用中のバージョンでご確認ください。
ルーティング設定画面 ルーティング設定とルール編集に対応し、ドメイン、IP、アウトバウンドのポリシーをデスクトップで管理できます。 ルーティング設定に対応します。アプリごとのプロキシ設定と、ドメイン・IPによる振り分けは、それぞれ異なる制御です。 基本的なルーティング設定にカスタム設定を組み合わせて使います。複雑なルールでは、コアが対応する項目を確認してください。
TUNと通信の取り込み TUN接続に対応します。OSの権限、関連コンポーネント、ルーティング環境が要件を満たしているか確認してください。 Android VPNサービスで仮想ネットワークインターフェースを作成します。デスクトップのTUN設定とは異なります。 Android VPNサービスを通じて通信を取り込みます。デスクトップ用のTUN設定をそのまま適用することはできません。
おすすめのユーザー デスクトップユーザー、複数のサブスクリプションを管理したい方、ルール編集やアプリプロキシのトラブル対応が必要な方。 Androidを日常的に使う方や、Xrayのプロトコル機能を利用したい方。 V2Flyの設定をすでに使っており、コアの動作を維持したいAndroidユーザー。
ダウンロード Windows / macOS / Linux Android:v2rayNG Android:v2flyNG

v2rayN:デスクトップでのサブスクリプション・ルーティング管理

デスクトップにはv2rayNがおすすめ

おすすめ デスクトップでの設定管理

v2rayNは、サブスクリプション、設定一覧、ルーティングをデスクトップでまとめて管理したい場合に適しています。初めて使う場合は、サブスクリプションをインポートして設定を更新し、接続先を選んでからシステムプロキシを設定するのが基本です。さらに細かく使う場合は、ルールの確認やDNS動作の調整、実行ログを使った設定ミスとアプリへの通信適用に関する問題の切り分けができます。

Windows向けのダウンロードには、デスクトップ版と従来のWPF版があります。デスクトップ版は新しいクロスプラットフォームUIを採用し、WPF版は従来のWindows向け操作画面を維持しています。設定画面の位置はバージョンによって異なる場合があります。スクリーンショットにあるボタンの位置が、すべてのバージョンで同じとは限りません。OSと普段の使い方に合わせて選び、画面の違いだけを理由に設定を移行し直す必要はありません。

macOSではApple Silicon搭載機とIntel搭載機を区別してください。Linuxではプロセッサーのアーキテクチャに加え、deb形式かrpm形式かを確認します。同じOS向けでも、インストールパッケージを互換利用できるとは限りません。インストールに失敗してから別のパッケージを試すより、ダウンロード前にシステム情報を確認するのが確実です。

システムプロキシが適用されるのは、該当する設定を参照するアプリに限られます。コマンドラインツール、一部の開発ツール、独自にネットワーク接続を管理するアプリでは、個別の設定が必要な場合があります。TUNを使うと、より広い範囲の通信を取り込めますが、権限、ルーティング、DNSの設定も関係します。あらゆる接続問題を解決する機能として使うのは避けてください。

v2rayNG:AndroidとXray設定

Androidにはv2rayNGがおすすめ

おすすめ Xrayコア

v2rayNGはスマートフォンでの操作を中心に設計されています。サブスクリプションを保存・更新し、設定を選んで接続を開始した後、システムの画面でVPNサービスを許可します。互換性のある共有リンクやサブスクリプションURLを持っている場合は、手順がわかりやすいでしょう。インポートは設定を保存する操作です。選んだ設定が有効になっているか、システムの許可を得ているかは、それぞれ確認してください。

Xrayを主なコアとして使うため、対応するプロトコルやトランスポートを利用するAndroid環境に向いています。設定にREALITYの公開鍵、サーバー名、Visionのフロー制御などが含まれる場合は、インポート後に編集画面で各項目を確認してください。項目の不足、パラメーターの不一致、クライアントの選択は別々の問題です。別の画面に切り替えても、設定の不足が自動的に補われるわけではありません。

スマートフォンでは、アプリごとのプロキシ設定とルーティングルールを区別する必要があります。前者はVPNで通信を取り込むアプリを決め、後者はコアに渡された通信のアウトバウンドを決めます。アプリが対象から除外されていると、ドメインルールが正しくても期待どおりにコアを経由しません。問題を調べる際は、まずアプリの通信が取り込まれているかを確認し、次にルールの適用状況を確認してください。

Androidの日常的な利用では、バックグラウンド管理の影響も受けます。画面消灯後に接続が切れる場合は、バッテリー最適化、バックグラウンド実行の権限、ほかのVPNサービスとの競合を確認してください。一度切断しただけで、コアが不安定だと判断するのは早計です。システムにVPNの表示が出ていても、サーバーへの接続やDNS名前解決まで確認できたとは限りません。

v2flyNG:V2Fly設定を使う場合の選択肢

コアに合わせてv2flyNGを選ぶ

V2Fly向けの選択肢

v2flyNGを選ぶポイントは、v2rayNGと名前が似ていることではなく、V2Flyコアを使用することです。動作確認済みのV2Fly設定をすでに使っている場合や、V2Flyのドキュメントに沿って挙動を確認したい場合は、Android向けの選択肢として検討できます。初めて一般的なサブスクリプションをインポートする場合など、特定のコアが必要でなければ、v2rayNGのほうが手順を把握しやすいでしょう。

移行前に、プロトコル、セキュリティ層、トランスポート、DNS、ルーティングの各項目を確認してください。2つのコアには共通する概念もありますが、機能の開発状況や対応項目は完全には一致しません。特にXray固有の機能を使う設定が、そのままV2Flyで動作するとは限りません。比較する際は、設定一覧の表示名だけでなく、実際の項目を確認してください。

基本的なサブスクリプションのインポートと接続にも、Android VPNの許可が必要です。複雑なカスタムJSONを使う場合は、まず動作確認済みの設定で基本の接続を確認し、その後ルーティング、DNS、ポリシーを順番に追加してください。一度に変更する項目をひとつに絞ると、ログやアプリの挙動から問題の原因を特定しやすくなります。

更新状況も個別に確認してください。インストールパッケージをダウンロードできることだけでは、コアが新しい機能に対応しているか判断できません。最新のリリースノートで、クライアントとコアの更新内容を確認してください。このページでは3製品の更新頻度を一律に比較せず、更新間隔だけから安定性を判断することもありません。

利用シーン別のクライアントの選び方

クライアントの選び方とダウンロード前の確認

デスクトップにはv2rayN、Androidにはv2rayNGがおすすめです。v2flyNGは、V2Fly設定が必要な場合に選びましょう。これはプラットフォームとコアに基づく選び方であり、速度のランキングではありません。同じクライアントでも、設定、接続先、DNS、OSによる通信の取り込み方で結果は変わります。一度の遅延テストだけで長期的な選択を決めないでください。

  1. OSとパッケージ形式を確認します。Windowsはデスクトップ版と従来のWPF版、macOSは搭載チップ、Linuxはアーキテクチャとディストリビューションのパッケージ形式、Androidはarm64版と汎用版を確認してください。
  2. コアと設定項目を確認します。プロトコル、トランスポート、セキュリティ層、フロー制御の要件を確認してください。Xray固有の項目がある場合、「インポートできる」ことだけで異なるコアとの互換性を判断しないでください。
  3. アプリの通信を取り込む方法を確認します。デスクトップではシステムプロキシから始め、必要に応じてTUNを検討してください。AndroidではまずVPNを許可し、アプリごとのプロキシ設定とバックグラウンド権限を確認します。
  4. 移行する設定の範囲を確認します。既存の設定を残したうえで、新しいクライアントにインポートしてください。サブスクリプションのグループ、現在選択中の設定、ルーティングモードを確認し、接続を検証してから古い設定を整理します。

初めてインストールする場合は、クライアントのダウンロードページでOSに合ったパッケージを選んでください。インストール済みで接続に問題がある場合は、まずよくある質問とトラブル対処をご覧ください。inbounds、outbounds、routing、dnsの関係を順番に確認したい場合は、JSON設定ガイドをお読みください。最初にクライアントを変更する必要はありません。